Our Daily Bread いのちのたべかた

1月 22, 2008 on 1:44 pm | In movie | コメントは受け付けていません。

?Our Daily Bread

いのちのたべかた

012208_01.JPG

東京だとイメージフォーラムでやってる。
気づくのが遅すぎた。
アメリカで見る方法はあるのか、探してみよう!

こういった食品生産の現場、特に食肉工場の現場って、
普通に生活してるとなかなか知ることがない。
僕らが毎日食べているものって、もはや『工場で生産されている』ということは
認識していたつもりだけど映像で見せられるとまた違う。
僕は昔、とあるアメリカの鶏肉フライチェーンの工場のネタを見たときのショックを忘れられない。
(大音量でロックが流れる中、薄暗い工場内で鶏を選別していく。
? 逃げ回る鶏を壁に向かってシュート!みたいな)
予告編をみながら
そのときと同じような感覚を覚えたよ。

たまにNHKで流れるようなお決まりの映像ってあるじゃない。
地方の農家が収穫した野菜を手作業でダンボールに入れて出荷、
秋刀魚の群れを一網打尽にして船底に流し込む、
漁港で揚がったばかりのマグロをみんなでセリ場に引きずっていく、
朝早くおきて牛乳を搾って午後はチーズ作りをするような青空の下の牧歌的風景・・・。
テレビで放映されるこういった姿もうそはないだろうけど、
「これだけではない」ということ、と
「世界のMajorityはそういう姿はしてないよ」ということは
認識しておいていいはずだよなー。

どっちがいい悪いとか、自然不自然とかでもなく、
こういう『機械化された食品生産の現実の上に我々の世界が成り立っていること』を
認識しているかどうかは、人の内面に違いをもたらすはず。
僕らが食べているのは紛れもなくこの映像の向こうにあるものだと思う
(特にこのアメリカだと!)

自分の業について考える。人として生きることのカルマの深さを知る。

まあ僕はこの映画をまだ見たわけでもないので、
予告編から内容を想像してこの文を書いてるけど
映像のインパクトの意味だけでも見る価値はあるでしょ。
鶏が!ひよこが!

特に日本の場合、食品のうち特に鶏肉、牛肉、豚肉が如何に用意されているか
といったところはタブーとされている部分が多く文章でもなかなかお目にかかることがない。
(ここらへんのテーマについてもまたいつか)
一方で、日本の農業と、農業政策、そこに絡む政治と官僚と地方行政みたいなテーマだと
いろいろ吼えたいこと山積みなんだけどさ・・・

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