夏の宵にはJazzを Brad Mehldau Trio at Zankel Hall
6月 24, 2008 on 7:39 pm | In music | コメントは受け付けていません。おそらく世界一のFestival密度を誇ると思われる夏のNew York City。
先週から今週にかけてはJVC Jazz Festivalとやらで数々の素敵なコンサートをやってます。?
目移りするようなラインナップだけどさすがに平日に駆けつけるのはしんどいということもあり、
一方で念願でもあったので、週末にひとつ、Brad Mehldau Trioのコンサートいってきた。
いつものLast Minuetsでなくて、しっかり1ヶ月前にチケットを予約して。
これはZankel Hallの入り口。7th Ave at 56th St。
Carnegie Hallの地下。
ところでこれ撮ったのは20:30頃。
夏至の次の日だけあって、明るいなー。
7th Aveのダウンタウン方向。
この写真をみていたら思い出した。
写真に写ってるWellingtonていうHotel、
記憶によれば1998年の2月に宿泊したような。
はじめてのNew York・・・
3人部屋でファッションショー・・・
あれから10年・・・
Brad Mehldau こちらオフィシャルサイト
こじんまりとしたホール。
「夏だし、まいっかー」と思って
短パンにスニーカーで行ってみた。
ホールが小さいのも手伝って、とにかくいい雰囲気でした。
内容ももちろんすばらしい。
3人ともテクニックが抜群、その圧倒的な演奏力に驚愕。
Avangardeと表現されそうな曲、Brazilian Musicをアレンジしたもの*1、
Bassを引き立たせるような静かな少し古めかしいスタンダードJazz、
ドラマ「Weeds」からの曲*2・・・など、幅広い選曲も
それらを完全に自分たちのものとして再構成して演奏する力量があってのこと。
すばらしく濃密な音に満たされた2時間弱だったよ!
ちょっと表現する言葉が見つからないほど、すばらしかった・・・
僕がこの人たちの奏でる音と出会ったのはJazzを通じて。
でも今回をもって完全にJazzという枠を超えてることがわかった。
いやJazzとう音楽そのものにもともと枠などないのだ・・・
頭によぎったのは、かのJohn Coltrane、Ornette Coleman、Don Cherryらの
Free Jazz という概念・・・。
・・・違うな、何かに分類するような音ではない、
でもなにか例を出さないと伝わらない・・・
タワレコで「その他の音楽」*3ってとこに並んでいるよう音?
I?believe Jazz?does?not exactly mean a format of music but a sort of attitude…
とにかくすばらしいひと時だったのは間違いない。
ぜひこれは機会を見つけて聞いてほしい、とみんなにレコメンド。
CDももちろん悪くないけど
このインパクトは実際にその場の音として身体で感じてこそ。
といいつつAmazonへのリンクを貼っておくよ、あさましく。
*1 : 実はこの日のCarnegie HallではJoan Gilbertoがコンサートしてたの。
迷った末、「進化し続ける現役の天才の音を聞かずしては2008年のNew Yorkにいる意味なし!」と
ばかりにBrad Mehldau Trioを選んだ。
この選択は間違ってなかったね。
とはいえ現場に行って、あー今日はLegendがここにいるのかと思って
かなり強めに後ろ髪ひかれました・・・
*2 : 近頃iTunes Store USでも積極的にプロモーションされていてとっても気になるドラマ。
でもテレビで見たことないんだよねー。 Official Site
*3 : この「その他の音楽」っていうの、はじめてみたときにとっても可笑しく感じて
ことば自体が大好きになったのを覚えてる。(もちろんそこにあった音も素敵なものばかりだ。)
なんか可笑しいよね。「その他」って。
僕も「その他」の人でありたい。
大人、子供、その他。男、女、その他、とか。
No Comments yet
現在、コメントフォームは閉鎖中です。
Powered by WordPress with Pool theme design by Borja Fernandez.
Entries and comments feeds.
Valid XHTML and CSS. ^Top^