ピアノと少年 キュートなおっさん。
4月 8, 2008 on 3:58 pm | In music | コメントは受け付けていません。「今夜はどこかでいい音聞けないかなー。
月曜だからWoody Allenさんのライブもまた再開してやってるみたいだけど、
もちっとこうびしっと脳髄に響くような音を聞きたいなー・・・」
と思って探していたとこに飛び込んできた
“Virtuoso pianist”, “One Night Only”の文字。というわけでBlue Noteに。
David Helfgott @ Blue Note Show Information
セカンドステージのくせに予想以上に人が多いなーと思いつつ当日券の列に並ぶこと30分ばかり。
なんとなくケチってBarにしてみた。
そこでフライヤーの説明を読んでいて目に付いた「Shine」の文字。
漸く「David Helfgott=Shineの主人公」がつながった。
まったく予備知識もなく、ただ単純に「Virtuoso:名手」という言葉にひかれて行ったようなものだった
とはいえ俄然興味がわいてきた。今夜はJazzじゃないってことだ、と気づく。ラフマニノフ?
今さらながら「Shine」をみていないことに後悔・・・
ステージはほんとに短くて正味60分未満だったと思う。
でも本当に温かな気持ちに包まれたいいステージだった。
休憩後の曲は(なんという曲だったかは忘れたけど)本当にすばらしかった!
お店の中の空気が変わったもの。
Barスペースは飲み物をつくる音と表通りの音に
邪魔されるような雑然とした一角なのだけど
ちょっとステージから離れてお店を俯瞰できるのが利点。
音が塊になってきたり、音が音符になって流れてくるのが見えるようだったり
急にスピードがかわったり・・・・
Amazing!という言葉ぴったりのひと時だった・・・
はぁ、ほんとにすばらしかった・・・
彼、Davidは一曲終わるたびに最前列の人々と握手をしているお茶目なとこもあったんだけど
最後にステージが終わったあとは、もちろんみんなが総立ちで拍手している中を
いろんな人とハグしながら出て行くの。
僕も写真を撮りたいと思って最後に前のほうにいったわけ、
握手して「すばらしかったよ!」って伝えたいなーと思ってもたもたしてたら
ハグ&頬思いっきりチューされた・・・
めっちゃおっさんだけど仕草は小さい男の子みたい・・・たまんねー。
隣に座っていた女の子は彼がちょっとしたことをするたびに「Cute!」って言ってた。
ほんとそんな感じ。
彼の患っている病については、僕は勉強不足。
このままだとCuteなひとで終わってしまいそうなので
もっと彼についても調べてみよう。
「Shine」もみよう。
ほんとにすばらしいひと時だった。
心のひだを開かせるようなひと時だった。
興奮して鼻息も荒かったため写真もブレブレ。
でもそんなの気になんない!
だってハグしてチューですよ!(よたよたのおじいちゃんから、だけど)
これ以上、なにが?
一気にファンになったね。
これから趣味を聞かれたら
「ラフマニノフです。」
とすました顔して答えるようにします。
新しい切り口。
勘違いをきっかけに使う計画的犯行。
発想の転換。
ありがとうDavid。
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